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難聴が認知症を悪化させる!その1

2021年1月21日 カテゴリー:,

北名古屋市にある みやもと耳鼻咽喉科の宮本です。

 

前のブログで難聴について少し書きました。

さて今回お伝えしたいことは、難聴と認知症の関連についてです。

 

2015年に政府が、認知症の対策強化のための新オレンジプランを策定し、

認知症発症予防の推進に取り組み始めました。

 

新オレンジプランに挙げられている認知症を引き起こす危険因子

加齢

高血圧

難聴

喫煙

糖尿病

遺伝

頭部外傷

 

難聴になると、小さい音が聞こえないので、周囲からの情報が少なくなります。

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コミュニケーションが難しくなると、周囲との関わりを避けるようになります。

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徐々に社会・家族との交流が減少します。

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認知機能の低下を引き起こします。

 

こちらのページもご覧ください。

 

難聴になるとすぐに認知症になるというわけではありません。

 

難聴と認知機能低下の関係を示した研究があります。

1年の加齢による認知機能の低下を比較した研究によると、健康な人の認知機能テストのスコアは0.5低下であったのに対して、25デシベルの難聴のある人のスコアは3.86低下でした。

つまり、「難聴」により約7倍の認知機能低下が引き起こされる可能性があるということになります。 (出典:Lin FR:Journal of Gerontology,2011 National Health and Nurtritional Examination Survey)

 

難聴を自覚したら、まずは耳鼻咽喉科を受診し聴力検査をしましょう。

あるいはご家族でしたら、ご本人に耳鼻科受診を進めてください。

 

 

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